TOP規約仲間連合これね♪(* ̄  ̄)♂【 掲示板 】 写真わぁーぷ(はぁと

しぃの部屋

すべての人にぁりがとぅ

そして・・・
 

 

あの人にありがとう

 
 

私がメイプルストーリーと出会ったのは、2005年6月
当時、私はパソコンを購入したばかりでした
右も左もわからない・・・そんな時に昔から仲の良かった友達の薦めでメイプルをはじめました
もともとゲームは好きだったので、仕事が終わってからの暇な時間を埋めるのに最適だった
当時お付き合いをしていた彼もいましたが、そのとき私は彼に対する自分の気持ちがわからなくなってた
たぶんそういう事もあったので友人はゲームを薦めたのかもしれないです
ゲームでもして、いやな事全部忘れちゃいなって・・・て言う感じだったのかもしれないです
まぁ理由は何であれ私は友達の思惑通りメイプルの住人になりました
 
 
出会いと別れ
  
 
2005年7月7日
その日も私は、いつものように仕事に行き
いつものように定時でおわらし
いつものように家に帰り
いつものように彼とたわいもないメールをしていた
「私いったい何してんだろ・・・」
もぅ口癖になってたかもしれない
彼に対する自分の気持ちがわからないのにメールをしてる自分・・・
倦怠期ってやつだと思う
メールも電話も仕事みたいに感じてた
当時の彼とは1年半程付き合っていた
でも1年を過ぎた頃から彼に何も魅力を感じなくなっていた
ただメールしてるだけ
ただ電話してるだけ
ただ一緒にいるだけ
ただ相手の性欲を満たすだけ
相手のわがままにもあきあきしていた
「もぅ終わりにしたい・・・」
そぅ考えてた
けど、終わりにすれば後悔するんじゃないか
そういう気持ちが彼との関係をもたせてたのかもしれない
いま思えば逃げてただけかもしれない
相手を傷つけるのがこわくて
「自分が我慢すれば・・・」
そぅやって「終わり」という現実から逃げてただけだった
忘れたかった
何もかも
そんな自分を唯一喜ばしてくれるのがメイプルだった

そしてその日私は、あの人に出会った
 
何気なく友人とフリーマーケットで話しかけた人
まさかこの人が私の人生を大きく変える人になるなんて、後にも先にも思ってなかった・・・
その人は、明るくて、よくしょべる
一緒にメイプルをしてるだけなのにすごく楽しいし、私をわくわくさせてくれる人だった
別にゲームで出会いを求めてたわけじゃない
けど、その頃から私はその人に惹かれていたのかもしれない
「彼よりも年下のくせに・・・でもどうして彼よりもあなたは魅力的なの??」
「どうして彼よりあなたは大人の意見がいえるの??」
私は自分の彼に失望した・・・
そんな時、私はあの人からカップルリングをつけないか??と誘われた
私は言った
「彼いるから・・・浮気になっちゃうなぁ・・・」
するとあの人は「ゲームなんだし気にする事ないじゃん」って言った
私は共感した
たしかに、ゲームなんだしリアルは関係ないか・・・
その日から私はカップルリングをつけた

それから数日後・・・私の地元、京都は祇園祭りの真っ只中
私は当時の彼に祇園祭りに誘われたのですが、二人で行く気がしなかったので
メイプルを薦めてくれた友人も誘って、三人で行く事にしました
友人には悪い事をしたと思います
私の彼は気付いていなかったようですが、私の態度がひどかったんです
完全に彼を拒絶してました
「もぅダメなんだな・・・」
そぅ思った瞬間でした
その後、家でメイプルにINしました
INすると、いつものようにあの人がいた
嬉しかった
いつも私を待っててくれた
そして、いつも話しをきいてくれた
いつも、彼とはかけはなれた大人の意見を言ってくれた

 

私は少し泣いた・・・


現実から逃げようとする自分の弱さに・・・
中途半端な関係をずっと続けてただらしなさに・・・
彼という人間に・・・
私は決心した・・・
辛くても・・・終わりにしよう・・・
私が彼を傷つけるにしても、このままよりはずっといい

翌日
仕事が終わると彼から電話があった
内容は「会いたい」
それだけだった
彼がこんな事を言い出すのは初めてだった
まだ何かを言ったわけじゃない
でも、最近の私の行動から私の気持ちに気付いてきたのかもしれない
そぅ思いました
私が彼の家に行くと、玄関で暗い顔の彼が立っていた
彼は作り笑顔で言った
「おつかれ」
私も同じ言葉を言い返した
その後2人で軽くドライブをした
会話はほとんどない
帰りに彼が言った
「最近、なんかおかしいよな??」
私は「はぁ??」と言い返した
彼の話を聞いていくと、どうやら浮気してると思ってたようだ
私は言った
「そんな事するわけがない」
彼は「そうやんな」といいながら自分を落ち着かせた
そして、その日は帰宅した
家に帰ってメイプルにINしようとした瞬間、彼から電話がかかってきた
「やっぱいつもと違うよ・・・寂しい・・・もしかして冷めてる??」
私は何も言えなかった
一瞬続いた沈黙
その一瞬で私は覚悟を決めた
「実は・・・私・・・倦怠期なんだ・・・」
言えた・・・
いままで何度も言おうとした言葉
でもいろいろな事を考えて言えなかった言葉
また一瞬沈黙が続いた
沈黙の後、電話ごしに鼻をすする音がした
彼は泣いていた
私は言った
「・・・ごめん・・・」
すると彼は聞いてきた
「もぅ好きじゃないの・・・??」
私は少し黙り言った
「・・・わからない・・・わからないから倦怠期なんじゃん・・・」
彼は「いやや」と言いながら大泣きし出した
そこから1時間程、彼の悪いとこをみっちりと説教した
「距離をおきたい・・・」
最後に私は言った
すこしの沈黙の後、彼は言った
「祈ってる・・・また好きになってくれるって信じてる・・・」
私は黙った、そして言った
「気持ちに整理がついたら、連絡するから・・・ごめん・・・」
そして電話を切った・・・
「何してんだ・・・私は・・・」
私はたしかに彼を好きだったのに・・・でも、いま私は彼を傷つけ、泣かし、辛い思いをさせてる
電話してる時は後悔なんてなかった
だから涙すら出なかった
むしろ言いたい事が言えて満足だった
でも電話を切った瞬間、恐ろしい程の感情がこみ上げてきた・・・
この一年半の思い出・・・
海にも行った、お祭りも、花火も、遊園地も、映画も・・・
えっちな事もいっぱいした・・・
そう思った瞬間、私は電話を手にしていた
電話をかけた相手は、メイプルを薦めてくれた友人
「はいはい」といつもの陽気な口調で電話をとった友人
私は何も言えず無言だった
不思議におもった友人は「どうしたん??何かあったん??」と聞いてきた
その時、抑えていた心の何かがはずれた

私は、何も言わず大泣きした

友人はあわてて「大丈夫!?どうしたん!?とりあえず行くから待ってて!!」と言ってくれた
私は「大丈夫・・・なんでもない・・・大丈夫やから・・・」と言って状況を説明した
30分程話しただろうか・・・
ようやく自分の気持ちにも整理がついてきた
私は、自分で覚悟を決めて彼に距離を置く事を伝えたのに・・・それが辛かった
なぜなのかはわからない・・・
でも辛くても、そうした事に後悔はなかった

「これでよかったんだ」

そう思っていた・・・

それから数日間、私は抜け殻のようになっていた
泣いたりしてたわけじゃない
ただ、いろいろあった昔の事を思い出してた
私は「答え」をださなきゃいけない
でもあれから数日たってもその答えが見つからなかった

友人は言った
「いやな事全部忘れちゃぉ、みんなでメイプルで待ってるわなぁ」
私はその日、数日ぶりにメイプルにINした

「| *゚ー゚)ノィョゥ」

あの人のいつもの明るい挨拶
私は嬉しくなった
気がつけば泣いていた
涙の理由はわからない
でも・・・ひとつわかった事があった・・・

私はこの人の暖かさに落ち着きを感じていた・・・

その日から私は仕事が終われば毎日メイプルにINした
何もかも忘れて・・・
 

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